いわゆる作品そのものです。目に見え、触れることができ、時に音が鳴り、香り、味わえる。鑑賞者との関係対象となるオブジェクトです。
RELATIONAL ART
関係芸術
環境、呪文、儀式を通して、作品と鑑賞者のあいだにだけ現れるもの。

アメミヤのリレーショナルアート作品は、3つの要素が組み合わさることで、ひとつの作品が浮かび上がる仕様になっています。
いわゆるキャプションや解説文のことです。技法の説明ではなく、詩のような、コンセプトのような、呪文めいた言葉が書かれています。
いわゆる作品の鑑賞方法です。作品との関係手順を示し、雨乞いで天に供物を捧げるような、対象への働きかけを含んでいます。
[環境]は鑑賞者の五感に影響を与え、[呪文]は世界の設定や物語を司り、[儀式]は鑑賞者と環境の間に密やかな発見を結びます。環境、脳、身体に影響するプロセスを通して、作品と鑑賞者の間にだけ浮かび上がるものを、ここでは[作品]と呼んでいます。
Works
環境、呪文、儀式から立ち上がる作品群。
ありて、なければ / 逃げBar White Out
終わりゆく逃げBar White Outを、12の関係芸術作品として解剖する展示。触れる、聴く、書く、入る、選ぶといった行為を通して、それぞれの作品が立ち上がります。

BEAUTifUEL
白いペンキをめぐる選択によって、逃げBarが保ち続けてきた「白」と「美」の関係を追体験する作品。

清めの塩時計
死を祓うのではなく、塩を食べる。生と死が同じ場に混在する逃げBarの座標を示す作品。

LifE
棺桶の中で誕生日の歌を聴き、煙を含んだ泡を天井へ放つ。死後の世界から生を見つめる作品。

Unseeing
水槽、ソナー音、見えていない身体。逃げ場は外にあるのか、内にあるのかを問う作品。

Bloodline
水に触れることで音が鳴る。弱さに触れ合うことで人は繋がれるのではないか、という仮説の装置。

Entropy
透明なペンで白い空間に目を描き、ブラックライトでだけ現れる視点を残す作品。

Nimbus
ホワイトセージの煙をケースに満たし、叩く所作によって煙の輪を外へ飛ばす。光と霧の作品。

Escape to light
何者でもない自分に帰る場所を求める物語から続く、光へ逃げるための作品。

体験小説「逃源郷」
受神機を装着し、KaMiのお告げに従う。逃げ切った先にある世界を短い体験小説として開く作品。

Raison d'être
白い鏡、白い本、朽ち枝。Ozone荘へ続いていく「人はなぜ生き延びるのか」という問いの作品。

Electrical Being
変化ではなく編集としての時間。逃げているあいだに保たれる、不変の状態を見つめる作品。

Anthropos Constellation
逃げノートに書かれた言葉を星座のように結び、人が逃げ続ける軌道を映像化した作品。

